藤森神社「藤森祭」2024年5月1日~5月5日(京都伏見深草)

藤森神社(ふじのもりじんじゃ)は伏見深草の地に平安遷都以前より鎮座する古社。勝運と馬の神様として広く信仰を集めています。菖蒲の節句(端午の節句)発祥の神社としても知られています。

いにしえより、端午の節句には邪気払いに菖蒲が用いられ、音が同じことから、尚武(武を尊ぶこと)に、さらに勝負に通じ武運長久を祈願する神として崇められるようになりました。

毎年5月1日から5日まで藤森神社では、春季大祭「藤森祭」が斎行され、神幸祭(神輿渡御)、駈馬神事、武者行列などの神事や、藤森太鼓をはじめとした奉納がおこなわれます。

藤森祭は深草祭とも称され、その歴史は古く、平安時代の貞観5年(863年)に藤原良房が自邸に清和天皇の臨幸を仰ぎ、長寿と国家の安穏を祈念し「深草貞観の祭」を執り行ったのが起源とされており、歴代の天皇、上皇もしばしば行幸されたと伝わっています。

駈馬神事、武者行列の神事は桓武天皇の弟である早良親王(さわらしんのう)が、奈良時代の天応元年(781年)に陸奥の反乱に対し、征討将軍の勅を受けて、藤森神社に祈誓出陣されたことに由来しています。

5月5日の端午の節句(こどもの日)に鎧兜(よろいかぶと)を纏った五月人形を飾るのは、「藤森祭の日に飾る武者人形には、藤森の神が宿る」と呼ばれることからはじまった風習とされています。

下記の『とっておきの京都プロジェクト』の記事で、詳細をご確認いただけますので、是非ご覧ください。

藤森神社「藤森祭」2024年5月1日~5月5日(京都伏見深草) | とっておきの京都プロジェクト

藤森神社は伏見深草の地に平安遷都以前より鎮座する古社。勝運と馬の神様として広く信仰を集めています。菖蒲の節句(端午の節句)発祥としても知られており武運長久を祈…